上司に注意を受ける
今日は、リワークプログラムの1つ「コミュニケーショントレーニング」で「上司に注意を受ける」アイディアの話しがあっていいな、と感じたのでお伝えします。
リワークとコミュニケーショントレーニング
リワーク概要
私はリワークを利用しています。概要はこんなです。
プログラムに応じて決まった時間に施設へ通うことで会社へ通勤することを想定した訓練となります。また仕事に近い内容のオフィスワークや軽作業、復職後にうつ病を再発しないための疾病教育や認知行動療法などの心理療法が行われます。また、初期には久しぶりの集団生活になれるための軽スポーツやレクレーションが行われることがあります。プログラムの途中では、休職になった時の働き方や考え方を振り返ることで休職に至った要因を確認するとともに復職した時に同じ状況(休職)にならないための準備もしていきます。
日常の行動をあえて意識的にするプログラムがある
プログラムの中には、「日々何気なくやっている動作をあえてゆっくり意識的に観察することで気づきを得る」ものがあります。
復職後役に立つような気付きを得たり、癖を知ることができたりすると感じています。
上司に注意を受ける
メモを取るのですが、今日お伝えしたいのはそのときの言い方・やり方です。メモをとるという行為を通じて、お互い冷静になるチャンスを増やせて、結果的に情報がうまく伝わるのではないかと感じました。
注意を受け始めた時
(注意が始まったと思ったとき)
この件ちょっと問題があってね…
(相手の目を見ながら)
あの、少々お待ちいただけますか。
(相手の意識がこちらに向くのを確認)
ありがとうございます。メモを取らせていただきたいのですが、よろしいでしょうか。
(準備をして)
おまたせしました。よろしくお願いします。
ワンクッション置く事で自分が冷静になり、相手にも冷静になるチャンスになります。
注意を受けている時
(話の区切りで、相槌して目を合わせる。)
…こうしてくれ。
はい。
キチンと聞いているメッセージを送ります。(少し早いと感じたら)
ここは…
あの、少しお待ちいただけますか。まだメモしきれていません。
自分のペースを維持することで、冷静に対応できます。期待効果
- 注意された内容が記録に残り忘れない
- 言うまでもないですね。
- 注意を受ける自分が冷静になれる
- 注意されることで不安や焦りなどの感情もわいて正しく話を聞けない可能性が高まります。それに加えて相手のペースになりそうなところ、一呼吸「メモを取ります」と言うことで少し冷静になれます。また、自分のペースに上司を巻き込めます。
- 自分のペースで落ち着いて話を聞ける
- メモをとっていることで、少しペースを落としてもらうことも可能になる。
- 上司もメモを取っていることにやる気を感じ、伝えたことを忘れられる心配がない
- 上司側から見ても、常識的な対応ではありますが、伝えられたことがちゃんと記録に残ることは安心につながります。
- 上司も冷静になれる
- 上司も注意する時に感情的になってしまう可能性もありますが、一呼吸置いて応対することで、上司も冷静になれるチャンスになります。